2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

頭痛と眼圧

某日。よる。 サッカーを観つつ川のほうを覗くと、名前を変えたM1みたいなやつの話題やら実況でもちきりだった。月蝕やラピュタのときも同じ感じだった。それが良いとか悪いとか好きとか嫌いとかじゃなく、「この一体感みたいなものはなんだろう」とか「そう…

とり肉を移動する幸いの方法

某日よる。「よし、最初から最後までちゃんとラピュタを観てみよう」と心に決めたけれど、途中で米を研ぎはじめてしまい、特に好きな序盤の町中での活劇がちゃんと観れなかった気がする。 某日よる。月食だそう。ちょうど食事に出たので空を見上げると月が赤…

きわ。定規のまん中

●不安定な印象のものが美しいなと感じることが多い。また、なにかとなにかの際(きわ)にあるようなやつが美しいとか好きだと感じたりすることが多い。この二つの個人的な嗜好を並べて考えてみたことがなかったけど、ひょっとして同じことなのかなあと考えて…

たちよみ

某日。よふけ。だいぶ冷え込む。サッカー観戦のハーフタイム中に米を研ぎ炊飯ボタンを押すとちょうど試合終了くらいに米が炊きあがる。炊きあがる時間に合わせてレトルトのビーフシチューを湯せんにかける。湯気がたくさん出るよう窓をあけて冷たい外気を入…

タケダーとカネラー

某日。便所でなにかを読んでいた。ワタスの家の便所にある読めるものといえば、古本屋で二足三文で売られているような大昔の音楽雑誌やら何かの文庫本やら便所紙の包装紙の成分表記くらいなので、おそらくそのどれかを読んでいた。ふと顔をあげると開けはなった…

カレーという庭

噂どおり特徴のない平凡な味に思われたので、食べすすめる上でのルーとライスのバランスは勿論のこと、舌に接触する際のルーとライスの比率とスプーン上での位置関係に最大限集中すると同時に、スプーンは小さなカレー皿であり、世界を映す鏡であり雛形、ひ…

蝶と重機

未明に目が覚めると雨だった。イスのうえでぼそぼそしていると、日がのぼり空があけていく戸外の気配がする。雨音にまぎれて解体現場の重機の音が響いてくる。空気が乾いている時とはぜんぜん違って、雨ににじんだような音がする。それがいかにも陰鬱で、自…

脂の感想文

某日よる。おんなのひとのラジオ放送に気づく。録音をかけておいて翌朝確認するとまだ放送中でおどろく。おんなのひと一押しの配信者による変な声などが聴けて愉快だった。後で録音部分を聴くと寝息が数時間分収録されていた。これを何かに有効利用できない…