迎春

 あけましておめでとうございます。
 正直、馬の骨野郎の方はめでたくもなんともないのでございますけれども、ここを読んでくださる私の魂の救済者で在らせられますところの皆様方におかれましては、このたびはおめでとうございます。
 しばらく日記をさぼってました。おもに作業と、例の文明の利器で連日いろいろナニさせていただいておりました。人の声をたくさん聴きながら過す正月は実家から出てきて以来、なかったようにも思います。ものすごい久しぶりにわさわさした感じで歳を越しました。今、こうして久しぶりに静かに日記に向かうと、ここ数日、だいぶわさわさと心が波立っていたなと思い返されます。
 ねとらじも、作業や通話のすきを見て聴く程度で、かなり遠ざかっておりました。それでも、昨日たまたま聴けたjk氏とjk氏の良きかたの、いつもより派手なモメゴト配信には一瞬で心奪われました。よその夫婦ケンカで喜ぶなど悪趣味と思われそうですが、jk氏のそれだから(自分にとっては)価値があるのです。いつものjk氏の配信の積み重ねがあるからこそ、あのハプニングにときめいてしまうのです。正月早々、石の中から玉を拾いました。
 話は変わりますけど、初夢は食い物に関するものでした。豪勢な残飯を知らない女に台無しにされるという筋書きでした。我ながら情けないと思います。
 それから、やんごとなき方の日記でまたご実家の写真を拝見いたしました。やんごとなき方のご実家の(かつてのやんごとなき方の)お部屋を拝見するたび、なぜか胸が締めつけられるような感覚を覚えます。ほかでこんな思いをすることはあまりありません。いい歳して人の部屋を観て胸が締めつけられるだとか、いよいよ気狂いじみてきたなと実感いたします。以前、やんごとなきかたの滑り止めつきの箸を観て胸が締めつけられました。今回は、お部屋のテレビの上に設置されたアンテナのような緑色の謎の物体を観て、なんだかものすごく胸が締めつけられました。やはり「橙」という字にも胸を締めつけられ、しみじみとした趣を感じておりました。
 あいかわらず、そんな気狂いですが、本年もどうぞよろしくおねがいいたします。