木琴の橋

 海辺(巨大な川?)の駐車場。水が妙に鮮やかな色をしている。沖に島があって、そこまで2〜300mの橋が、木琴のようになっている。そういう観光名所らしい。向こう岸に父が車で渡る。自分は遠景の写真を撮るためにこちらで待っている。木琴の橋は二車線で、車が通ると予想どおり何かのメロディが聴こえた。二台くらいすれ違ってこちらに来る車が見える。音がどうなってるのかよく分からない。向こう岸に渡った父が大声で呼んでいる。こっちの建物の前で写真を撮ってくれと言っている。自分は木琴の橋を渡らず、コンクリート製の殺風景なトンネルのようなところをぬけていく。入り口から光が差し込み、トンネルの奥まで壁から天井の優美な線が浮かび上がっている。自分はなぜか自転車に乗っていて、手放し運転で写真を撮っている。声がするので振り返ると、入ってきた側のトンネルの入り口の向こうを、二人の女学生が歩いていく。振返ったままそれも写真に撮る。白いカーディガンと白いタイツで眼鏡をかけた一人が、なにか中二病みたいなことを言っているのが聴こえたが、なんと言ってるのか忘れてしまった。
 トンネルを抜けると、妙に山深い風景。針葉樹の森を川が流れてて、川辺に山荘のようなログハウスがある。河原で父親がはしゃいでいる。岸から走って、川に浮いた大きな流木(なぜか四角い)に飛び乗ってサーフィンの真似みたいなことをしている。それを山荘からみつめる女性がいて、言葉を掛け合っている。父のはしゃぎぶりといい、どういう関係なのかな?と思う。何回か流木に飛び乗っているうちに、父が川に落ちて流されていく。少し岸から離れると深くて流れが速いみたいで、危ないなと思う。水が冷たいのか青ざめた顔で、川の真ん中の方に流されていかないよう、必死にもがいている。女性が山荘に入っていく。どこかに助けを呼ぶのか。自分はどうしようか迷い、おろおろしている。

 そんな夢。