きやすめです


 諸事情あって少しの間、非公開にしておりました。諸事情などと書くとずいぶんアレな感じですが、そもそも、どうでもいいようなことしか書いてない作文集ですし、公開だの非公開だの何を大層な、と自分に対して思うのですが、一応、気休め程度に非公開にしてみました。ここの作文にリンクを貼っていただいた○さんのお気持ちも素直に嬉しいですし、○さんをフォローされている方々に見ていただくのもたいへん有り難いです(なんちゅうか、もっとぜんぜん他の事情です。。)。万が一、なにか心配してくだすった方がいらっしゃいましたら、スンマセンです。ほんとうに、一体どのような方がこんな不景気な気分にしかならない作文を読まれているのか、いつも不思議です。
 ○さん並びにそちらからいらした方へのお詫びとして、当該記事にロスのかっこいい画像(景気のいい感じの)を追加いたしました。

 ものすごく久しぶりにナ先生の放送を聴く。今年に入って2、3回目の放送とのことで、妙に有り難みを感じる。配信者の愛想笑いとか誘い笑いみたいなのが多い放送は聴いてて疲れるので、アタスはまずダメなんだけど(一番嫌なのは自分の過去の放送)、ナ先生の自虐笑いというか、「悲しすぎてむしろ笑える」みたいな狂気の笑いは例外的。まずつられて笑ってしまう。ということに、ふと気づいた。例えば、コンビニのハイパフォーマンスなおじさん店員との男同士の信頼関係のくだり。「結局いくら渡して、489円のお釣りを貰いましたー。。 。。。しくじったねぇぇ。。しくじった。。 。。。これが最近起きた俺のエモーショナルな出来事っふっふっふふぁふぁふぁふぁ(笑)」みたいなやつ。逝っちゃってて最高。こうして書いてみると何がおかしいのかさっぱりアレですが、聴いてるとすごくおかしい。演技力なのか、素のむき出しの迫力なのか。とにかく、役者だなあと思う。
 いつぞやの「やけくそになって、裏の川原に空き缶をまとめて捨てにいった話」の時も、ナ先生は途中から狂気の笑いだった、そしてスレでは、ふざけんな環境破壊野郎、DQN、ゲス野郎、人非人…etcの非難と怒号の嵐。やはり、あのラジオ空間に漂っていた趣きは格別で、未だに忘れられない。初めから「ラジオ空間」などというものがあるわけではない。やはり話者とレスナーが共に作り出して初めて立体的に浮かび上がるものなのだと思う。
 おでん談話室の再放送を聴く。水を得た魚のように生き生きと喋りまくる両氏が印象的。これでもかというくらいに息が合っていて、単純にすげえなと思う。血族かと。引き続き某タさんの放送も拝聴。

 明け方。jkさんの放送を聴いてたんだけど、(アタスの体調が悪かったようで)絶対マイクから離れる気ないだろという爆音のくしゃみ二発目で、いろいろ速やかに断念して作文に戻る。
 人のための放送、自分のための放送、ということを考える。優劣の問題などではなくて、ただの放送の性質のこと。特にあさまんはjkさん自身が自分に向かって話してるんだろうなーというふうに思っているし、むしろ聴いてる人そっちのけだからこそ、いろいろ面白いような気もする。ひょっとしてリスナーに開かれた「よるまん」よりも、むしろjkさんらしさが際立っているのが「あさまん」なのかもしれない。
 逆に某タさんなんかは「自分が喋りたいからやってる」などと言いつつも、基本姿勢というか、もう無意識的に「人のため」というか、「聴いている人が楽しいからこそ自分も楽しい」みたいなアレを感じるから、人のための放送、という感じがする。おでん相談室も、はちゃめちゃな感触を打ち出しつつも「人にどう聴かれているか」ということに常に注意しながらコントロールしてる感じなので、人のための放送なのだと思う。ではナ先生の場合はどうなのか。やさぐれた感触は単に配信の色合いであって、基本は人を楽しませよう、楽しませるが大袈裟なら、とりあえず電気の向こうの人格のようななんかと繋がってみよう、という意思は感じるので、人のための放送、な気もする。しかし「これが最近起きた俺のエモーショナルな出来事っふっふっふふぁふぁふぁふぁ(笑)」の、あの瞬間的な狂気というか、本人ももう手放し運転、みたいな、ある意味、ナ先生の放送の核心的な部分のことを考えると、あれは人のための放送なのか、ナ先生自身のための魂の浄化なのか、それともシャーマンが身体に霊を下ろして供物(レス?配信自体?)を神に捧げる(空気に還す)ための放送(儀式)なのか、、もはや誰のための放送なのか分からなくなってきて、なんだか、すこぶるスリリングだよな、、と感じる。

 シャーマンと書いてみて、自分のことを「DJ」ではなく「語り部」としていた某ポテトさんのことを思い出した。そういえばあの方の配信も結構スリリングなところがあったなあ。。歳のせいか、ナ先生に比べると重心は高かったけど。。例えば、ポテトさんがいい感じに加齢するとナ先生みたいになるのかしらね。。いや、そんなもんじゃないか。。