あなたの夢の島

 先日の日記に、め氏の反応をいただく。*1 ボーカルとパネライ野郎を足して二で割った感じとのこと。これを「ふつらじバンド」(ワタスの聴いていた頃のだいぶ古い)と見た場合、パネライ野郎はオー先生のポジションだったから困った。いや、オー先生はサンドイッチマンの金髪の方、つうか実際に会ったことのあるワタスから言わせていただくと、サンドイッチマンの金髪の人っぽい阿部寛ふうのナイスガイだった。別室でたいこを叩いてる人はグルーヴ担当ということで浜田さん(ざっくり)。ギターの徳井っぽいスカした感じの兄貴は、、、ナ先生かも知れませんね。コーラスのチャンネー二名は誰だろう。やんごとなき方はコーラスというより全力でメインボーカルな勢いなので、、め氏の日記に出てくる女性DJたちということにいたします。

 つぼ焼くのが難しい。気軽に構えずになんも考えないでタイプしてリターンキーを押すということが出来ない。それだと、「あー」とか「うー」とか「おはよう」とかになってしまう。それが本当に正しいつぼ焼きだし、ただ他人とコミュニケーションするための道具、手段と割り切れば、それでいいんだろうけれど。。 自分の場合、やはり後で振り返って「なんだこのゴミの山は。。」などと呆然とするのが目に見えてしまう*2ので、単なる手段とは割り切れず、なんか少しでも生き残った足跡だとか、考えた(ふうな)痕跡を、、みたいなことを念頭においてつぼ焼いてしまう。つぼ焼き自体が目的になってしまう感じ。。それもこれも、全部ワタスが貧乏性だからだと思う。「あー」とか「うー」とかつぼ焼ける人はワタスから見たら、すごく気前のいい贅沢なお方々でゲス。

 「マイファースト妙子先生」などと、大貫妙子の"dreamland"を貼って呟いた後に気づいたけれど、最初に聴いた大貫妙子は、みんなの歌の「メトロポリタン美術館」だった。すごく印象深い唄だったけど、あんまり好きじゃなかった気がする。。さびしいような怖いような、子供心になんだかもの哀しい感じがしたなあ。"dreamland"は当時テレビCMで聴いて、「うっわー、、いいなあ。。」なんて思って買いに行った記憶がある。大貫妙子なんて全然知らなかったし、そもそも音楽ソフトというものを全然買わない(音楽なんか別にどうでもいい)子供でしたから。






 あなたの笑顔は かなしいほどまっすぐだった
 ふりかえらない後すがた 雨の街で
 わけが聞けるほど 勇気があれば 走っていけた
 あの日あなたがみつけた ちいさな子猫 残していった
 抱きしめている うでの中の小さなぬくもり
 今日にはぐれても 泣くのはよそう 探しにいこう
 いつも夢を信じてた 胸にひびいてた 歌が聴こえる空へ dreamland

 「もはや自分には、カマボコの板くらいの価値しかない」ということに気づいてしまった中年には、あの頃とはまたぜんぜん違った感じに響いてきて、泣きたくなりました。この涙は「ああ、夢の島って、、夢の残骸が転がる『ゴミの島』という、なんちゃらミーニングだったのか、、」という悲しい涙です。もしここを偶然読まれているお若い方がいらっしゃいましたら、そういうふうなことでいちいち泣けたりするような「かまぼこ板みたいな人間」にはならぬよう、、がんばって生きていって欲しいと願います。
 「とくに夢なんか無い」と、なにも考えずにぼんやり過ごしてる日々というのは、それと知らずに夢を信じちゃってる状態なのかも知れませんね。本当に夢が終わってみて、ああ「いちおう自分も夢を信じていたんだな」と気づくのかもしれませんね。
 宗教がかってますかね。。あと酔っぱらっておりません。念のため。
 酔っぱらいに見えたとしたら、それはワタスが天然なだけです。

*1:設定のせいなのか、なんのか、記事に小見出しをつけないとコメント出来ない仕様みたいなんです。もうしわけない。

*2:後で振り返る前提、ていうのが既にアレなのだが