ゲンズブールとウーパンとiヤダさん


 め氏がぶつくさ言いながらタコヤキを焼く映像をだらだら眺める。微妙に面白く、とても腹がへる風景。
 そのあと、(オガーさんのアレが始まるんじゃないかと)ツイッターであれこれ見つつ、試しにツイートしてみたらつるっと成功した。続けて連投してみる。いける。10文字以上の長文もいける。。 ――じじいが書いてる作文と思ってお読みください―― 急に調子が良くなったので、またポンコツがヘソを曲げないうちに急遽いくつかリストを作って、見たい人をアレさせていただいた。なんせ急いでアレしたので、フォローだと後になっていろいろややこしいアレがあるかしらと、とっさにリストにしてしまっただけで、複雑なアレはございません。とにかくツイッターのことはまったく分からないから、あまり意味のない浅知恵だったかも知れませんが。
 それの関係でスカイプにアレしたりしていたら、オー先生が「またバーキンでアレしましょう」などと声をかけてくれる。先の見えない不景気だ地震放射能だってこんなご時世、こんな淀んだドブみたいな意味の分からない中年を気にかけてくれる人はなかなかいない、ありがたい。オー先生はいい人である。そういえばこの前も「ツイッターに慣れちゃうと日記がアレ」とおっしゃっていた。

 よなか。れこブをBGMに稲川淳二の怪談を聴きつつツイッターでアレするという。改めて書いてみると、我ながらグロテスクなまでに不真面目なスタンスで過ごす。なんでこんな役立たず中年が今でも生き残っていられるのか。被災地でアレされた罪もない善良で未来と希望に満ちた方々の替わりに、ワタスがアレしたほうがよっぽどアレだったと、しみじみと思う。フォローミーなどと口が裂けてもアレですぜ。
 ゲンズブール関連、好きな曲もあるし普通にただぼんやり聴いていたらどれもいい曲なんだけど、、ぞろぞろと湧いて出てきて「素敵な流れ」なんて言い残していくまるで野球部っぽい上品な方々には毎回圧倒される。最後はしみじみした感じで終わり、ありがとうございました、おつかれさまでしたという気分になる。
 そうこうするうち、しばらく連絡がアレしていたiヤダさんと再会する。うれしい。あれこれから逃亡中につき再登録とのことらしいが、いったい氏にはどんな秘密があるのだろうか。。
 それから、勢い余ってmixiの方にまで古い知り合いを捜索にいってみたけど、みんながみんなツイッターをしているというわけじゃないんだなあと知る。「猿→アウストラロピテクスネアンデルタール→クロマニヨン→人→ツイッタラー」って勢いで高度に情報化された現代社会ってやつなのかと思っていたから、すこし拍子抜ける。「なにげなく書かれた普通の知り合いの日常」みたいな、さりげない日記が読めなくなったのも、ワタスが困窮するのも、身近な人から「死ね死ね」言われるのも、タバコが値上がりするのも、何かしら全部まとめてツイッターのせいにしていた自分をやや反省する。



 明け方。ある方の言葉について、ぐるぐる考える。
 その言葉を記した方。それから、謎の理由でここをたまたま読まれている知らないあなたへ。
 さびしいと言えばさびしいんだけれど、ずっとさびしいのが日常だった人生だったからでしょうか、「それは自分の気のせいかもしれない」と気を紛らわすことが出来るみたいです。しかしこの先、(部屋で孤独死する勢いで)自分が本当に想像を絶してさびしくなった時、いったいワタスがどんなことを思って、どんな行動をするのか、、いまは分かりません。
 「さびしい気分」と「さびしいけれど(なにか)自由(でいるよう)な気分」という、二つの気のせいをのせた、気のせいの天秤がちょうどつり合ったところに、「こういう時。どう声をかけていいか分からない。難しい。これは実にデリケートだ」という気分がそっと忍び寄ると、、さびしいけれど、これをどうにかするのは今すぐじゃなくてもいいのかな、、慌てると間違うかしら、、というふうになってしまうのかも知れません。その時にどうにかしないとダメなこともあると思います。頭では分かっていても、なかなかアレですね。
 ワタスたちという関係は、「知り合い」といっていいのか、そうじゃないのか、いったいなんなんのか。。これをじっくり考えてみると、一筋縄には行かないなあと、としみじみ思います。もともとワタスが一方的に「いいっすねいいっすね」と言ってアレしていたようなアレですから。これは親友なのか、友人なのか、知り合いなのか、ただの一方的なファンなのか。となると、ではそもそも、そこに(かんたんに)壊れるような何かはあったのか、今も、この先もありうるのか、、などというアレになっていくわけですが。
 不安定な状況に耐えられたり、すぐになにか行動を起こそうとしなかったのは、ワタスの心のどこかにあなたの人格に対する(無意識的な、一方的で、根拠のない、おそらく法外な)信頼感があって、それのせいでワタワタしなかったのかも知れません。

 用心深いせいか(人見知り)、はたまた、もともと相手を信頼する心が足りてない欠陥人間だからか(人見知り)、ネットで好きで知り合った相手に裏切られた(ということに、自分がはっきり気がついた)という経験は、ここ十年で一度しかありませんでした。それは、ここに作文するようになるよりもっと前の話です。
 十年に一度というのが世の中的に多いのか少ないのかは分かりませんが、それは個人的にはごく例外的なケースだったので、他の人との付き合いは、基本的には「どうにかなるだろ」と思ってしまっているのかも知れません。
 蛇足すれば。この「よく分からない関係」っていうのも不思議で得難いようで、気に入っていたりもしますが。









 ところで、ぜんぜん話は変わりますが、iヤダさんが大学時代にアメリカ一周旅行した時の思い出映像をいただきました。ただただ「iヤダさん若いな!」っていう感じです。即おきにいりに追加したあと、二十回くらいリピートしてみました。こういう僕好みのゴキゲンなテイストの動画をまとめてるような、総本山的なサイトがあれば便利なのになあ。誰かに作って欲しいです。それではまた。