黒い外套の女


 以前、ぼろぼろの紙袋に"CHANEL"のロゴを殴り描いたものなどをpixivに投稿されていた方で、こういうgif画像を大量に自分のサイトにアップされていた記憶があるのですが、それがまた観たくて、さっきpixivから探しにいったら既に退会されていて見つからなかった。。もしもどなたかご存知の方がいたら、是非ご一報ください。。

 よなか。
 熱湯ペットボトルをせっせとこさえながら、朝生を観つつ稲川淳二の怪談の動画配信を聴くという、いつもどおりの不真面目な態度で過ごしていた。そこで10年くらい昔の稲川原作のホラードラマが流れていて、その主人公姉妹の狂った姉を演じていた女優がとても妖艶で印象的だったので、調べてみると「春木みさよ」という方だった。
 劇中では、無念の死をとげた母親の念がとりつき、妹を殺そうとするのだが、寸でのところで阻止される。だが妹を殺そうとしたのは姉の死霊で、姉本人は一人暮らしのアパートですでにミイラ化(孤独死)しているという、うまく説明出来ない(というか、おそらくワタスがちゃんと話を理解できていない)役どころなのだが、「あの、狂った姉のご尊顔をもう一度拝みたいなあ」などと、あれこれと画像を検索したんだけど、結局見つからなかった。。 
 重たそうな黒い外套がすごくよく似合っていた。それから、ババシャツのようなベージュのニットに浮き上がる背中や胸の線が異様になまめかしく感じられた。重たそうな黒い外套で、ふと大道芸人加納真実先生を思い出したのだが、どこか薄幸な雰囲気も共通している。春木さんの方がだいぶかわいらしい感じだけれども。
 黒い外套の女性というのは、アタスにとってなにか特別なアレでもあるのかしら、、と少時あれこれとふりかえってみたが、これといった心当たりは無かった。ただの偶然なのだろうか。大昔に「黒いコートを着る女はどうのこうの」などと批評家か誰かが言っていたのも思い出したんだが、、肝心の「誰か」と「どうのこうの」の部分が思い出せなくて、またもやもやする。。
 それから、春木さんのかなり古い出演作の濡れ場シーンのキャプチュア画像をふんだんにアレしたブログを見つけ、おお、などと眺めていた。なぜか脱いでいる作品が一時期に集中しており、「94年にいったい何があったのか」などというブログの著者の指摘には思わず共感してしまった。そして、春木さんご本人のブログには(まだ幼い)子育てのことなどもあったので、こういう昔のアレな仕事の画像がネットでまとめて観れたりするのは、、母親としてやはり相当アレなのではあるまいか、、などと、身分不相応な余計な心配などしつつだらだらしていたら、夜が明けていた。

 已然オガーさんが花粉症のせいで眼が二重になったまま暮らしているという件のセルフポートレイトを眺めていて、初見からあった「いつか、どこかで観たことがある、誰かに似てるんだよなあ。。」という疑問がごく個人的に解決した。ガキの使いのロケとか罰ゲームとかに出てくるオバちゃんだった。
 いや、トータルでは似てないんだけど、目元にただよう空気感というか、息吹みたいなものというか。。