ソテー


 よる。
 カジキマグロをソテーしたものとキャベツ炒めを米の上に配し、醤油やらなんやら煮詰めたものをぶっかけた丼など食す。この、ソテーというのがどういう調理法なのか昔からよく分かってないまま、ただ語感だけで口にしてきたんだけど、なんとなく「粉みたいなのをまぶしてやらかい感じに炒める」みたいなことなのかなあとユルく認識している。
 むかしの知り合いと、いくつかメールのやりとりなど。あれこれ昔のことを思い出す。レコードの名前が出てこないだけで、書いてることは似たようなもんだし、またむかしの場所に作文してもいいようなもんなんだけど、いつの間にあっちは、こことは規模が全然違ってしまったし、もう誰も観てないようで、未だに誰が観ているか分からないのがアレだし、あれこれ考え始めると結局「やっぱめんどくせえな」となってしまうので、今はここで知らないふりをして適当なことが書ければ、それでまあいいかーと思う。

 今はほとんど慣れてしまったけど、使ってる安いコンデジのもわっとした画質がいけ好かない。別に一眼レフみたいに空気感まで映しとれるようなものまでは求めていないけど、安いコンデジにもいろいろあって難しいなと思う。前のコンデジが壊れて、また安いコンデジに買い換えた時、どうも納得いかなかった。うまく表現出来ないんだけど、解像度とか画素数とか関係なく、なんつうか1ピクセルの大きさが大きく鈍く感じられるのだ。たとえば植物なんかを撮ったとき、葉っぱやら枝の先っちょがどんどん細くなって空気にすっととけ込むような感じがぜんぜん再現されないのだ。単純にピンが甘いとかいう私の技術的なアレもあろうが、相当気を使ってみてもダメなのだ。前に使っていたやつは、すごーく適当に撮っても、繊細で鋭利な1ピクセルが感じとれる絵が撮れた。
 当時「これはどういうことなんすか、どうにかなんないすか?」と店員に訊いたところ、画像エンジンだかCPUだかとレンズの相性があって、それぞれの性能云々ではなくて、どこどこの工場で製造されたとか出荷されたロットによって、その相性は全部微妙に異なってくるとかいうのだ。まず基本性能があって、それに影響する「レンズと画像エンジンの相性は、ほとんど偶然みたいなアレ」という話をされた。
 精密電器製品にまさかそんな微妙なアレがあるとはつゆ知らず。。そういうことならまあしゃあないのか、、と溜飲をさげた記憶がある。まあ、うるせえ客を撃退するための接客マニュアルとおりのただの嘘だったりするのかも知れないが。