書く、長くなる、収納する

 よる。
 出かけた帰り、空腹に耐えかねて民生食堂にたちよる。なつかしい。
 勤めていた頃にもよく寄ったお店。米の上に豚肉のような何かが無造作に配された細民向きのものなど食す。
 腹が減りすぎて感覚が鋭敏になっていたのか、なんなのか、何を食べても塩っぱく感じる。味噌汁もなにか痙攣的な塩気を感じる。照明が眩しい。有線から流れる流行歌が迫ってきて耳の逃げ場もないほど。
 その前の日に、ちょうど昔の日記を読み返していたところだったので、あの頃の自分はどんな気分でここに座って食事していたんだっけ、、などと、ぼんやり思い返そうとするんだけど、そのつど味噌汁の塩気が邪魔をする。浮かんでくる思い出と思い出を結びつけようとするシナプスのはたらきを、味噌汁の塩気をひっきりなしに伝えてくるシグナルに遮断される感じ。よく分からないけどそんなイメージ。
 帰宅してサッカーばかり観る。たぶん、音楽の代わりの麻酔。

 その前のよる。
 音楽配信を聴いたり、急に昔の日記を読み返したり。。がちゃがちゃする。また無駄に長いので収納します。