どぶチュー

 私がかつて「すみれいろ」と呼んでいた明け方の窓の色は、鬼(人)の眼にはただのどぶ色だったのである。

 真夜中。「どぶ人間」などと書いてる最中に、今日はどぶ人間の誕生日だったことを思い出した。
 しゃれじゃなく、いよいよ本格的な中年である。まごうことなき中年まっただなか。どぶ人間で中年だから、どぶ中年。略してどぶチュー。おまえコサチュー、俺どぶチュー。
 (ユーチューブをあれこれ見返していて)ちょうど一年前の今頃は明け方に急に思いつき、クソ寒いなか公園で写真やら動画を撮ったりしていたのを思い出した。一昨年は真夜中に自転車でこけて血だらけのままコンビニに寄ったり、やはり自転車で電柱に激突してメガネが曲がったりした話をラジオでしたら、「栄養不足で鳥目になる」みたいな為になる話をいただいたりしていたなあそういえば、、と、あれこれ思い返す。今年は何もなく、ただこうしてぶっ壊れたパソコンを静かに眺めている。去年一昨年もひどいけど、今年よりはましな気がする。それは当時も闇々たる気分だったはずだけど、いま思い返すとなかなか楽しそうだった気もするから。思い出はいつもなんちゃらというアレかしら。
 一年後の自分はどうしているだろう。生き残っているだろうか。今年はなんの思い出もないので、せめて作文だけでも残しておこうと思う。

 ユーチューブのコメントがきっかけで、人様の日記→ついったー→動画配信やらなんやら、芋づる式に見て廻る。最終的には半年ぶりくらいにmixiまでログインしてみる。久しぶりだからひょっとして普通に見れるかなと思ったけど、、しばらく見るうち、やはり微妙にアレルギー反応が出てきたのでやめておく。
 あけがた。先週のアウェー戦での孤軍奮闘する姿に期待し、ザキオカさん出場のEL対ベンフィカ戦を観戦。今回も左サイド全域〜中央まで馬車馬のようにカバーしつつ惜しいシュート連発で目立っておられた。テベスブルドッグならザキオカは柴犬みたいだなあと思う。

 もろもろの都合で「なんとかじゅうみんきほんだいちょうかーど」というのが必要らしいんだけど、区民税を滞納しているので、おっかなくて役所に近づきたくないどぶチューなのである。