すきすき

 ひょんなことから知り合いの知り合いみたいな人に仕事をアレしてもらうかも、みたいな話が急に出てきて、今までの仕事をまとめて見せれるようなやつをということで、前の就活の時に使ったポートフォリオを再利用すべく物置から発掘する(つまりなんもしてない)。眺めているうち、なんだか急に気分が悪くなってきて見ていられなくなった。どうしようもない。
 ポートフォリオの中の過去の仕事全部が、まるで人ごとのような感覚。(生きるため最低限の、人並みの)やる気とか活力とか前向きな心だとか、どこに置いてきたのか。なにもする気がないなら、周りで生きてる人の迷惑、邪魔にしかならない。自分が水の流れをせき止めるように川床にしがみついている石みたいに感じる。
 その知り合いの知り合いという人に会うべきなのか。こんな川床の石に会ってみてもただの時間の無駄というか、ただ相手に迷惑なだけな気がして悩む。支え合うというのは大げさな気がするけど、人とかかわり合って生きるみたいな、なんも考えずに当たり前のようにやっていたことが、いま思うと信じられねえづら。。と、救済物資の中にあった柿の種をばりぼりと貪りつつしばらく途方にくれる。

 ここ数日、なぜか「日本ブレイク工業」の社歌があたまの中をぐるぐるする。*1
 大昔にタモリ倶楽部かなんかで聴いてぼんやりとメロディの記憶はあるんだけど、その後なんやかんや盛り上がっていたことは今の今まで全く知らなかった。会社自体がブレイクしそうになってることももちろん知らなかった。。歌詞に出てくる「ケミカルアンカー」やら「杭頭処理」などの専門用語みたいなのが、意味は分からないんだけど、なんだかとてもいい歌詞のように(今の私には)響いてくる。jkさんのことをふと思い出す。歌詞として歌われる意味の分からない言葉(誰かには通じるんだろうけど、私には分からない言葉/多分ハナから意味がないと思われる言葉)の効能について、ぼんやり思いめぐらす。PV中の解体現場でギターを持って熱唱するマンゾー氏の姿にjk氏を軽く重ねつつ、一緒に口づさんでいたら、鬼に「うるせえよ」と壁を殴られるなど。