キノコノクニヤ書店


 前に、店の前を通りかかってからずっと気になっていた、キノコノクニヤ書店。いい名前だと思うんですよね。思わず発音してみたくなるキノコノクニヤ書店。これを撮ったときも、お店から1kmくらいの地点からずっと「キノコノクニヤ書店、キノコノクニヤ書店」と唱えておりました。画像検索をかけたら同じ看板がたくさん出て来たのでやっぱり人気みたいです、キノコノクニヤ書店。路地裏にひっそりと在るんですが、この看板のせいか得体の知れない存在感を放っております。
 昔、街の催事場なんかでやっていた中古レコードのセールで「てきとう」とか「かんたん」とかいうレコード屋の値札がついた商品を目にしたんですが、それらもいい名前だなあと記憶に残ってます。「てきとう」はまあ「てきとうなお店なんだろうなあ」って思えるんですが、「かんたん」に至っては、もうどういうことなのかよく分んないですね。いろいろ簡単なんですかね。ひらがな表記だったと思うんですが、まさか「感嘆」だったのかなあ。なんとなく「簡単」であって欲しいですけども。なんとなく買い物したい気分にさせられないですか? きっとなんでも「かんたん」なんだろうな、すげえなって。「かんたん」って、かっこいいな、なんとなく憧れるなあ。
 そういえば、ずっとこの日記の名前を変えたいなと思ってたんだけど、「いきのこる」とか、なんか大袈裟じゃないですか。どういう気分で付けたのか知りませんけど。そこで「かんたん」っていいなと。「かんたん」にすればよかったなと思っております。