最低限の○○


 木曜日ととても似た雰囲気。なにもしたくないほど無気力なんだけど、そのまま無為に徹することも出来ず、適当にねとらじを付けて、昨日知った放送に凸などして雑談させていただく。昨日と違うのは、手違いで音声が配信に載っていなかったということ。期せずして紛うことなき完全無欠の「雑談」を達成する。
 そういえばjk氏がこの日の「よるまん」にて、ものごとの成功と失敗について話していた、黒いTシャツを着ることの成功と失敗、冷たいビールを飲むことの成功と失敗。jk氏のお話は、それぞれの形式に内包される意味や質のこと云々だった気がするけど、「黒いTシャツを着る」「ビールを飲む」「雑談する」という、行動の形式、様式、入れ物そのものについて思い巡らす。最低限の「黒いTシャツを着る」、最低限の「ビールを飲む」、最低限の「雑談」、ということについて。境界について。「黒いTシャツを着る」はどこから始って、どこで終わるのか。
 ねとらじが出来るならここで「最低限のねとらじ」について考えたいところだけれど、いまは作文しか出来ないから「最低限の作文」というふうなとこに、思いはいってしまう。最低限の作文ねえ。
 「いま、目の前の『のどぬ〜るスプレー』の、使用期限が、去年の9月だった」。最低限の作文のことを意識しつつ、とりあえず書いてみる。○○が生まれる瞬間、○○が始る瞬間に息をひそめる。最低限の○○について考えながらとり行う○○は、何でも新鮮だし飽きないような気がする。だいたい読まされたり見せられたりするほうはたまったもんじゃない気もする。 たとえば、お互いが「最低限の雑談」「雑談の始まりと終わり」について考えながら執り行われる(ラジオ上の)「雑談」は(互いにとって)新鮮だろうけど、その新鮮さ瑞々しさは聴いている方に伝わるのかな。

 W杯。ブラジル対オランダがおもしろかった。強者のサッカーを捨て、希にみる守備重視&一生懸命なブラジルは死角無しに見えたけども。。 そして、よりによって規律を重んじてきたドゥンガのブラジルの(しかも、イエロー累積を嫌って投入した)交代選手が一発退場という、この皮肉。
 夜半。夕方に凸らせていただいた方がまた配信されていて、ちょっと聴いていたらワタスがリクエストしていた怖い話を「予行演習」として話されていた。なんだか、まるで自分を見てるみたいで笑ってしまった。他人の予行演習ラジオを聴いて、ふと自分の過去の予行演習ラジオを聴き返したくなった。




strawberry ichie / 愛川金也 feat.JK
Download
●発表直後から永年にわたり、ポエトリーの中心を為す「出逢いの一期一会」「瞬間の永遠性」が主題と見られてきたが、90年代以降の「jk氏がダンプ運転を生業とするきっかけにもなった『トラック野郎☆一番星』の愛川金也氏へ捧げるオマージュ」という新機軸の登場により、jk氏研究界に新たな潮流をもたらした作品。 また、マリアン・ファラ&サテンソウルの大胆なトラック使いもつとに有名だが、ここでいうトラックとは「トラック野郎」のトラックに他ならず、金也氏に敬意を表す意味において「デコトラック使い」とするのが最敬礼とされる。
 「山田五郎は許せるが薬丸は許せない」というjk氏研究家の傾向は、jk氏が金也氏の依頼で番組発起から出演していた初期「アド街ック天国」の1コーナー「jk印の地獄巡り三丁目」を薬丸氏が丸ぱくりしているという事実に依るところが大きいとされる。現在は第一線から退いたものの、ロケ地選定および番組冒頭の大江アナの駄洒落もjk氏が裏で綿密に仕切るとされ、未だ「アド街ック天国」との関係は根深いとされる。それはちょうど初期「笑点」への立川談志師匠の関わり方と相似するスタンスであることは、jk氏研究の基礎知識である。「家元を研究していたらいつの間にjk氏を研究していた」という来歴の研究家が多いのも、これが理由とされる。