夏のベンチ、まぐろ弾頭




 お昼から自転車でうろつく。くもりときどき雨。むしあつい。
 川沿いの公園などを行き、ベンチで炭酸水を飲む。大根泥棒氏はあいかわらず会社でjk氏の過去放送を聴いているらしい。一日にどのくらい聴くのか?と聞くと、ずっと付けっぱなしで、8〜10時間くらいになるそう。もはやアタスより詳しいのではなかろうか。 しかも、そろそろオープンエアでの聴取への移行を考えている段階だという。なんだかものすげえことになってきたなと思う。
 去年の暮れぐらいだったか、配信中もめごとが起きてovo先生が家から飛び出し、その後しばらく配信を続けるも結局jk氏も後も追って探しに行き、ダンプの座席でovo先生を発見した、というドラマチックな展開の放送があった。その話をしたら「いいな、それ聞きたい」と言っていた。なんだかものすげえことになってきたなと思う。
 それから大根泥棒氏は「麦藁で編んであるキャップがほしい」と云うので、すかさず「それ、ヘ先生だろ」と指摘すると、「そうだ」とのこと。「あれは、へ先生だからこそ似合うんじゃないのかね」と、ごくまっとうなことを申し述べてみると、「まあ、そうなんだけどね」とか、麦藁帽じゃなくて敢えてキャップなのが云々とか、ぶつぶつ云っていた。

 そういえば、東雲(しののめ)のことについて何度かjk氏が話しているのを聴いていて、「東雲」ってなんか戦艦の名前とかでありそうだなと思った。大戦時の日本の戦艦って「春雨」だの「朝霧」だの、ずいぶん趣き深いのがあるじゃないですか。人殺しの道具に「はるさめ」だとか、すごいですよね。そういえば、外人にも「兵器にそういう名前を付けちゃう日本人のセンスがすごい」って人が結構いるとかいないとか、なんかで読んだ記憶がある。
 検索してみたら、実際に「東雲」っていう戦艦があるみたいだった。んで、気候の名前が付いてるのは一部の駆逐艦らしいですね。他には、夕雲、巻曇、風雲、秋曇、陽炎、不知火、巻波、綾波、清波、初風、春雨、時雨、村雨、五月雨、吹雪、白雪、初雪、深雪(みゆき)、朝霧、夕霧、天霧、初春、子の日、若葉、夕暮、霰(あられ)、漣(さざなみ)、朧(おぼろ)...etc、なんてのもあるそうだ。よく耳にするようなやつもあるけど、並べて眺めるてみると、なんか酒の名前みたいですね。。
 もうこうなったら、枕詞(というか、廃れてるせいでいかにも大和言葉っぽいやつ)が付いてるシリーズとかないんでしょうか。「ひさかた」とか「うつせみ」とか「たまゆら」みたいなやつ。。雰囲気的に人工衛星とかでありそうだけど。。こんな名前のミサイルとかがあったら不気味と云うか、なんか強そう。もし戦争に負けてなかったら今ごろ日本軍はICBM「ぬばたま」とか、地対空誘導弾「いらか」だとか、作っていたのかな。