月刊「イヤダ」


 先だってイヤダ日記の表紙をいろいろアレしてみたのですが、見返してみて(アタクスのイヤダ日記にかける思いと比較すると)「どうも手ぬるいなあ」という印象だったので、このたび月刊誌化に踏み切りました。これなら見出しふうにイヤダ日記のすばらしい言葉たちをふんだんにちりばめることも出来ますし、単行本の表紙という体裁の前回より、さらに無駄感もアップして、より好ましいのではないかと。(無駄というのはイヤダさん(誰)(以下(誰)略)の日記が無駄ということではなくて、アタクスの作業が無駄っていうことですよ。いちおう) やはりアタクスは未だに、無駄であればあるほど「純粋な創作」「作業として純粋」みたいな幻想みたいなものにとりつかれておるようです。
 で、これが2010年5月号ですね。画像はまた舘氏を起用いたしました。けっきょくそっちの方向で行くのかい!つうね。いや、正直あんまり考えないでおっ始めてしまったものですから。でもなかなかさわやかな笑顔で、これはこれでいいかなと思っております。あとは、にぎやかな感じというか、盛り沢山な感じつうか、コンビニとかでも置けるような一般誌を念頭に置いたので、適度に下世話な感じつうか。特色っぽいルミグリーンとか使ったりして、ちょっと贅沢にしてみました。創刊号ですし。
 リードつうかキャッチみたいな見出しは全てイヤダさんの日記(五月分)より抜粋。巻頭カラーグラビアに「行ったこともない場所の絵葉書」、それから「自主制作しおり図鑑」、袋とじで「アイヌラー」グラビアなど、ビジュアル面の充実にも配慮しております。480円っていうのが適当で心残りなんですよね。イヤダで語呂合わせとか出来ればよかったんですが。





 もう一つ作ってみた没案の方もご紹介します。こっちはイヤダさん撮影の日記画像を使っております。雰囲気のある画像だったので「文字はオール白抜きで、文字組だけで魅せる感じで」とか意気込んでみたんですが、さすがに詰め込みすぎて、だんだん気持ち悪くなってきたので放棄しました。(なんとなく業界向け季刊誌みたいな、期せずして無気味な迫力を帯びてきてしまいました。)とくに上の方が気持ち悪くて、そのへんがどうにかならんかなあ、、と格闘してたら、いつのまにか仕事してるみたいな気分になってきたので、、こりゃダメだ。こういう気持ちで取り組んではアレだ。ということになりまして。 
 作ってから一晩置いて、いま見返してみた印象ですが「やっぱこの雑誌読んでみたいな」って思いました。頭おかしいですね。どうもありがとうございました。