シュレディンガーの飢えた猫




昼にデンワをいただき、ささやかな会合がいよいよ決まったので嬉しいなるんるんと浮かれてすごす。 / ここの日記では食事の写真を貼る機会がないなあと考えていたんだけど、そもそも人に見せるのが恥ずかしいような、人の食事というよりか家畜の飼料的なもので生を繋いでるからしょうがねえよなあ、基本的に毎日変わらないエサと泥水だしなあと瞬間的に自己解決した。 / べつに人様に自慢出来るような食事でなくても、たとえばかのペーミン先生のように、いかにも庶民的な食事をゲージツ的に撮影して「おまえらどうや」的な感じで市井の高踏派よろしく表現してしまうやり方もあると思うけど、ゲージツ的にやるのはなかなかたいへんだし、いろいろ考えだすとめんどくさいので普通に載せていいですかね?あ、だいじょうぶですかね。すみませんじゃあ貼らせていただきやス。 / これが昨夜食った品のないものを撮影したものなんだけど、左が小生の食べたやつ「スタミナ野郎丼」680円。もう名前からして下品つうか庶民の底力みたいなもんが横溢してる感じで、オガーさんの東京暴飲暴食連合(だっけ?)とか、そのスジには喜んでいただけるのではないかと思う。大盛りのメシのうえにピリ辛に炒めた豚バラ肉とホルモン、チキンカツと生卵が、喰らえこの野郎とばかりに満載された状況で供される。このホルモンが心憎いなあと思う。ホルモンのプリプリとカツのサクサク、生卵のヌメリ感などが、咀嚼中絶えず食感の変化と口中内の温度変化をもたらし、非常にボリウミーでありながら飽きさせない。ニラの味噌汁もパンチの効いた丼本体に負けないクセとキレを感じさせて個人的には気が利いてるなあという印象。右がチーズのせ生姜焼き丼。チーズの表面はバーナーで焦がしてあり、香ばしく仕上がっている。これもとても好き。 / で、最前アップした写真を見ながらテキスト書いてたら、すごい勢いで腹が減ってきてたまらない気持ちになって、ラジオしててメシの話になったときと全く同じ自爆パターンだと思った。食事のことを考えて初めて空腹であるおのれを発見する、月を見ない時に空に月があるか?に倣えば、この状態は「シュレディンガーの飢えた猫」*1とでもテキトーに呼んでおけばいいと思う。 / 日記の画像用にいつも使ってるアップローダがさっきまでぜんぜん動かなくて「なんじゃこれどうすんのさ」と無力感に浸りながら風呂なんか入りつつ、あ、またこの不能感についてあーだこーだ書けばいいか、そうかそうかと熱い湯を浴びながら考えてたんだけど、出てきたら治ってて、何ごともなかったかのように普通に動いてたので「なんだよサーバが込み合ってただけかよ、ぜんぜん普通じゃねえかよ、あーだこーだ書こうと思ってたこと全部没じゃねえかよ」と拍子抜けして、またそこで、そこはかとなく不能感を感じたのでした。