びにふけると書いて

なんかものすごい寝た。
昨日、大喜利の話を書いていて、興がのったので
そのまま調子にのってぺろぺろ書いていたものを、載せます。
そういえば、今日(8/5)は澁澤龍彦の命日だったらしい。  
それでは以下、転載分。



某タさんの日記で" () "の件について知る。
朝から得した気分。
―― 時が進むにつれ何の気なしに使っていくんだろうな(某タ氏談)
同意である。
―― これならスリムで見やすい(某タ氏の良き方、談)
すばらしい。この頭のやわらかさ。このかろみ。俺に絶対的に不足してる発想である。
"()"より、"w"のほうが、1byte省エネだとか、、、鈍重な発想しか出て来ないのである。。
省エネ省エネ、エコエコ言ってるのは、もう流行らないのかも知れない。
"w"より、"()"の方が、1byteほどエレガントである。優美である。
遅れてやってきた言葉のロハスである。
、、、なんだか、NGワードを踏んでしまった気分で、、、
数秒後に訪れる爆死を、ひりひりと予感しつつ、いま、筆をすすめている。



それにしても、
いちいち大喜利回答に「美」と「詩性」を求めてやまない俺は、
いうなれば「耽美派オオギリスト」である。(もう、どんどん地雷を踏む所存)
あ、オオギリストじゃねえや、ただの耽美派のおっさんだった。

自分は学生時代、現代美術を専攻していた影響で、
「美」というものの、捉えかたが、通念と多少ずれている。
。という自覚はある。

―― 時が進むにつれ何の気なしに使っていくんだろうな(某タ氏談)
うつろいゆく言葉と同様、美もうつろう。
現代美術の「美」とは、おのれの、未曾有の知覚を開発すること。
現代美術。純粋芸術(ファインアート)とは、
畢竟、次の時代に「美」と呼ばれるものを追求する所為、そのものであるからだ。

質の高い芸術表現同様、良質な大喜利回答もまた、
観者の知覚(する能力)、世界を認識する能力、その限界を打ち崩す契機になりうると考える。
クソ平たく言うと、目から鱗を落としたり、足下かっさらう。



くどくどとアレな話を書き連ねてきたが、話を変えます。
過去の大喜利の反省をネタにぺろぺろ書き続けます。

Q.アンパンマンの妹の名前は? → A.北条政子
http://oogiri.symphonic-net.com/kekka.php?rqno=47427


初めてのホームラン、それから、初めての2連勝ということで、強く印象に残っている。
これが、まっっっっったくの偶然なのだけれど。
(2連勝に関しては、1分以内の他人の勝手な代理出題のおかげ。妨害かよ。)

未だに、なぜこれがホームランなのか理解出来ない。偶然としか言えない。
投稿〜開票の段階では、0〜2票を予想してたと思う。
投稿の意図としては、
なるべく遠くから引っぱって来る異化作用を狙った気持ちが80%。
(文系で使う「異化」ね → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B0%E5%8C%96
巷でよく言われるシュール。
ブルトンで言うところのシュル・リアリスム(超現実主義)。そして
かっこいいヘアバンド*1でおなじみ、家元で言うところの「イリュージョン」)

のこり20%は、アンパンマンの「まん」と、政所(まんどころ)の「まん」をかけてみた。
正確には、
一般には、これは「かけているとは言えねえだろ」っつう、くだらなさを込めた。
この「くだらなさ」、この「ミもフタもない感じ」よ、投票者にとどけ! という願いを込めて。
評価されたのは、異化の部分なのか、ミもフタもない駄洒落の方なのか、
たまたまこの時やってたラジオ実況者は、「異化」の部分のみに言及していた)
未だに、なぜこれがウケたのか分らない。

―― 政所は「まんどころ」ですが、北条政子は「ま○こ」で間違いなかったのでしょうか? ――
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q108404560
彼の、2006/6/7 23:33:15という一瞬も、
私の、いま、これを記している一瞬も。世界はやむことなく動いている。
おのおのの精一杯、きらめく局面の、連続で、構成される、地続きの、世界である。
すてたもんじゃない。

*1: ビン・ラディンTシャツの家元画像が見つからなかった。ノースフェイス着用の家元にて失礼。